[仮想通貨研究⑦:結局儲かるのは取引所?]

<2018年3月5日更新、2018年3月5日作成開始>

 

2018年の仮想通貨市場は、1月に高騰を見せたものの、その後、暴落し、2月は大きく下落しながら、

小さな上昇、下落を繰り返し、一向に上げ相場になりませんね。

NEMにいたっては、コインチェックの流出もあり、他の仮想通貨がやや回復してきているのに、一人負けしています。

 

結局、投資というのも、売ったり、仲介するやからは、確実に儲かるのに対して、実際にやる方は、ゼロサムゲームのように、

勝つものと負けるものがいるという世界ですね。なので、才覚のないものは、負ける。要は、わたし含め凡人は負けるという

世界なんでしょう。

 

ですので、手数料で確実に儲けるには、取引所を作るのが、一番儲かるということなんでしょうね。

仮想通貨自体が下げようが関係ないわけです。

 

<↓仮想通貨の基準価格のあいまいさについて>
仮想通貨のレートってどうやって決まっているの?と聞かれるとわからない人がほとんどだと思います。わたしもよくわかりません。それで取引しているのですから、ダメ投資家の1人といっていいですね。

レートは需要と供給の関係で決まる、といいますが、世界で取引がされているものなので、地域で差があってはおかしいわけですね。
ドルや円などの外国為替レートは、インターバンク取引(銀行間取引)の需給関係を仲介会社(トムソン・ロイター社やEBS社)といった企業が、レートを計算して配信します。その配信されたレートをもとに銀行で調整して、その銀行と取引するFX会社がさらにレートを調整して、それぞれの企業での為替レートが決まります。なので、基準は、ロイター社などが配信したレートとなっているわけで、明確です。

しかし、仮想通貨は、まだ、レートを決める基準が存在しないようです。バイナンスなどの大手の取引所が配信しているレートで決まってくるようです。そうなると、基準があいまいなので、各取引所が勝手に手数料などの調整を大幅にできる可能性もあります。なので、取引所にだまされないように注意しないとなりません。

外国為替のFX業者でも悪質な会社があるといわれています。FXは、差金決済といって実際に売り買いした差金を決済します。FX会社は、客の注文に従い、銀行に売り買いの注文をすると思われていますが、実際には、そうしない場合もあるようです。いわゆるNDD方式(ノンディーリングデスク方式)というもので、客の注文を銀行にださずに、勝手に損した分を、そのままいただいてしまう、というものです。もし、客があたっていれば、逆に損失になりますが、統計的にほとんどの客は損することが分かっているので、そうやってもうけている会社も多いようです。

要は、そのFX会社のなかで、賭博をさせている、ということになります。裏側を知ると、あくどい商売だなと思ってしまいますね。自分も胴元になったほうがいいと思いますね。確実に儲かりますからね。同じように、仮想通貨もほとんど似た形になっていると思われます。なので、仮想通貨の現物ならまだしも、仮想通貨FXは、ほぼ賭博と考えていいかもしれません。自分の負けた分を業者がほとんど儲ける、という形になると考えていいでしょう。

 

 



 

将棋界を引退したひふみん、っていうおじいちゃん、最近テレビにでまくってますね。

この人が将棋をするときに、相手の側から局面をみることがあり、それを、ひふみんアイ、という言い方をしてあいことばになってますね。

これ、ビジネスでもなんでも大事なんですね。

将棋で、自分と戦っている相手が、どういう局面で、どういうことを考えているのか、途中でチェックするわけです。

相手の座っている方向から自分が指した将棋の局面を見るわけですね。

これで、相手が優勢なのか、自分が優勢なのか、確信できるわけです。自分が思っていた状況と違うとなれば、

修正できるわけです。

これ、経営側がどんなことを考えて、この商売やっているのか、考えること大事ですね。

自分がこの商売をやったら、どうなのか。常にいろんな状況で考えること、大事だと思いますね。

楽して儲かるから、やりたいのか。自分にはむいてないのか。自分にはそんな能力はないから無理なのか。

ユーザーにどんなことをやらせようとしてるのか。そう考えると、冷静になれますね。

 

しかし、取引所を作るのには、相当な、ソフトウェアの知識がいるのですね。

これ、投資家でなく、起業家で、まったく考えていることは、投資家と違うわけですね。

まったく、儲ける考え方が違うのですよ。知識も生半可な知識ではいけないわけです。

だから、凡人には難しいですね。でも、挑戦はだれでもできるわけです。

チャンスがあれば、こういった方向に進むのもありでしょう。

 

宝くじで言えば、日本宝くじ協会や受託銀行、こういったところが、手数料収入で確実に儲けるわけです。

収益は、地方自治体(都道府県)という前提なので、売り上げに影響されるのは、むしろ地方自治体であって、

売り上げに関係なく手数料で儲けるのは、日本宝くじ協会や受託銀行なのです。

(売上の55%、約半分が手数料と地方公共団体の収益となります。残りの45%が当選金です。

この55%は、果たしてなにに使われているのか、実体はわかりません。たて前は、公共事業と手数料ですがね。)

 

結局、取引所と銀行が、手数料収入で確実に儲ける世界なのです。

(取引所に入金して仮想通貨を購入した時点で、元本が減りますね。スプレッドという買い値と売り値の差額があります。

これが実質手数料なんですね。あまりにも高いのです。短期間で売買益をあげることが不可能なレベルとなっているのです。

たとえば、1コインを100円で買いました、すぐに売るときは、90円になります、というのです。相場が動いて10円

あがらなければ、なりません。急落後は、そんなレベルで動かないのです。まして、下がったら最悪の状態となるのです。

ですので、長期投資、現物投資が基本です。FXはリスクが大きいので、長期でやるものではないのですね。)

 

なので、安定を求めるなら、こういったところで、働くこと、できるなら、起業、経営することですね。

 

そのことは、知っておきましょうね。

 

あまり踊らされないように、周りもみていきましょう。

 

 

 

仮想通貨取引所の世界ランキング(2018年4月1日時点)

1位:Binance(バイナンス、中国(香港))

2位:Huobi(フォビ、中国(香港))

3位:OKEx(オーケーイーエックス、中国(香港))

ちなみに日本の取引所の最上位は、ビットフライヤーで11位です。

https://coinmarketcap.com/exchanges/volume/24-hour/

 

仮想通貨の取引所の24時間の取扱量ランキング上位3位は、すべて中国(香港)なんですよね。

中国国内では、仮想通貨取引が、国として禁止したため、取引所はないわけですが、香港は、規制外となって許されている

わけです。中国人が、香港で盛んに取引している、ということは間違いないですね。

今後も、中国の投機マネーが、仮想通貨になだれ込んでくることは、間違いなさそうです。

 

また、バイナンスの創業者は、米フォーブス誌(2018年2月号)の表紙を飾りました。

米フォーブス誌で、仮想通貨長者番付が発表されたのですが、なんと3位です。

1,2位は、仮想通貨の開発者(イーサリアム、リップル)にも関わらず、取引所の社長が、3位です。

取引所ってのは、仮想通貨取引者よりも安定して儲かるわけですが、仮想通貨開発者(会社でいえば、自社株をもっている起業家)と同じぐらい儲けちゃうわけですね。