[仮想通貨研究③:草コインを生み出すICO (Initial Coin Offering) トークンについても知っとこう]

<2018年2月23日更新、2018年2月23日記載>

 

草コインが生まれる背景に、ICOもあるようですね。

ICOとはInitial Coin Offeringのことで、株のIPO(新規株式公開)のようなものをさすとのこと。

 

ICOに参加して、ICOトークンなる仮想通貨を手にいれておくと、取引所に上場(取引所で取引できるようになること)したときに、

何倍かに上昇することが多いらしい。この取引所に上場して、1コインが安い状態が、草コインが誕生した状態ですね。

 

したがって、草コインを誕生する前から手にいれられるのが、ICOへの参加なのです。

しかし、このICOは、草コインよりもハイリスクハイリターンなわけです。

このICOで手にいれた仮想通貨であるICOトークンは、取引所に上場しなければ、ゼロ円ですね。換金できませんね。

 

草コインよりも恐すぎるのが、ICOトークンなのです。

草コインは、とりあえず上場しているので、下がっても売ることが可能ですが、

ICOトークンは、上場しないで企業がつぶれたようだ、となれば終わりなわけですね。

草コインが安全に見えてしまいますね。でも、その分爆発力があるわけですね。

相場に左右された価格でなく、定価で買っておけるわけですから、高い価値があれば、安く買っておけるわけです。

 

このICOですが、これまで、多くの億り人を誕生させているという情報を聞きますが、どうやって買うのかわからないわけです。

仮想通貨は、取引所(または販売所)で買うわけですから、取引所に口座を開設すれば買えるわけです。

取引所をさがせばいいわけですね。

ICOトークンはどうやって買うの?ここがスタートですね。

 

これ、調べてみると、よくわからんのですね。なんでこんなICOなんていうシステムができたのか理解できないわけです。

もともと仮想通貨自体をつくるためのものだったのでしょう。イーサリアムという時価総額2位の仮想通貨も

ICOで誕生したらしいのです。

それが、いまはふつうに資金調達として使われだしちゃったということですね。株のように。

しかし、イーサリアムだとしたら、これは、仮想通貨として機能があるわけで、これ自体に価値があるわけですが、

これ、株のような扱いになったら、まったく意味ないものですね。これ、ただのデータですよ。

 

その会社が、発行したのは間違いありませんよ、といってるだけのものですね。

ですので、これに株主優待のような特典(その会社のサービスを優先的に利用できる、など)をつけて、

意味をもたせるようなことをするようです。

こうやって、発展してきているようです。

 

しかし、それが実行される保証はないわけですね。

だれも保証していない。信じてくれ、といって販売しているわけです。

上場した株のように、法律で国に保護されているものではないわけです。

 

だから、正直な企業もありますが、いんちきの企業もあるんですね。見分けがつかないわけです。

そのため、ICOの9割は詐欺と言っている人もいます。

逆に言えば、1割はまとも、ということです。困りますね。

これを見分けるすべは、いまはないのです。完全自己責任の世界なのです。

 

<ICOの成功率について↓>

Bitcoin.comが、Tokendataのデータをもとに、2017年に実施された902件のICOについて分析した結果を

公表した。その結果、46%が失敗に終わっていることがわかった。

およそ1/2の確率でゼロ円になることがわかります。メジャーなもの以外買えませんね。

 

 

海外の企業にだまされても、日本人は訴えることもなにもできないわけです。

いんちき企業に投資してしまえば、終わりなわけです。

 

話を戻って、じゃ、どうやって買うの?ですね。

これも難しいんですね。株なら証券会社で買いますが、ICOトークン販売会社なるものは、ないわけです。

 

調べてみると、その資金調達したい会社が、勝手にICOトークンを発行して販売するようです。

これ、トークンっていうのは、個人でも作れちゃうようです。そういうソフトもあるようです。

これ、仮想通貨を使って、仮想通貨を作れるというもののようですね。

ですので、これ、だまそうと思えば、だれでもできちゃうわけです。ますます恐いですね。

ですので、このトークンというのは、ただのデータです。肝に銘じておきましょう。

上場するまでは、その会社の会員証のようなものですね。上場すれば、売ることができますから、価値が約束されます。

 

その販売情報をインターネットで流すわけですね。これをICOの情報サイトが勝手にまとめたり、その会社が宣伝したりして、

販売するようです。ですので、ICOの情報がすべてでている情報サイトはないわけです。

いくつかのサイトがありますが、すべての情報を載せているわけではなくて、メジャーなものとか、信頼できそうなものとかを

そのサイト管理者が判断して情報配信したりしているようです。

 

したがって、基本的には、1つのサイトというわけではなくて、そういった情報を配信しているサイトを探して、

自分でみていくわけですね。どういったサイトがあるかというと、以下のようなサイトがあることがわかりました。

検索すればでてきますね。

 

・ICO countdown : http://www.icocountdown.com/

・ICO news :  http://ico-news.jp/

・Coin JINJA : https://www.coinjinja.com/

・Coin Market :  https://tokenmarket.net/

・ICO Drops :  https://icodrops.com/

・Coin Schedule : https://www.coinschedule.com/

 

 

もっと他にもサイトがあるようですが、それぞれが、すべての情報があるわけではないようです。

こういったサイトから、まず、ICOトークンの販売があるかどうかの情報を入手するわけです。

 

これ、みていくと、こんなにあるの?となりますね。

知らないとこで、こんなにやられてんだ。すごいもんだ。なんて無知だったんだろう。

なんて、最初に感じますね。

 

しかし、冷静にみていってください。

簡単な概要をまとめてくれてるサイトもありますし、ホワイトペーパーといって、事業内容が書いてあるファイルが必ず

あるわけです。これ、読んでみると、まるで意味不明なものが多いです。

 

なにしたいの?なるものや、本当にできんの?なるそれらしいこと書いているもの、そんなのばっかりですね。

これ、全部詐欺案件に見えてきますよ。空想なら、だれでも書けるな、というやつです。

将来性ありそうだな、なんてのもありますが、これ本当?ってなっちゃうんですね。うそでもわからんわけです。

 

メンバーの顔写真なんかがでてるわけですが、これがまた怪しすぎるわけです。

こんなやつ本当にいんのか。アラブ系のやつとか。大丈夫か?となるわけです。

これどうやって信用するの?ってやつです。インターネットからコピペしていくらでもつくれるやん、というやつです。

 

これ、買うとしたら、クチコミみたいなものしかないですね。誰かが、調べに調べまくった、探偵のように、それで

これは、かなりいけるはず、といったクチコミです。その情報、所在地やら、メンバーやら、そのメンバーのツイートやら、

間違いない、といったクチコミしかありませんね。しかも、そのクチコミも、最後には、自己責任でお願いします、と締めくくります。

あたりまえですがね。恐すぎるわけです。ですので、これ、宝くじと思って買わないとだめですね。

はずれは、ゼロ円と割り切れば買えます。ですので、少額ならやる意味が十分ありそうです。

 

まあ、初心者ですから、まずインターネットでキーワード検索して、これはいいよ、といっている人たちが多くいるか、

これでみていくしかないですね。そうすると、かなりメジャーなICO案件しかないわけです。

上記のサイトのわけわからんやつを、手あたり次第買うと、相当な金額になってしまいますから、メジャーな案件を

買っていくのがよさそうです。

 

買い方ですが、これ、ちょっと面倒です。

取引所に口座を開設するようなことをまたやらされるわけです。

取引所は、1度開設すれば、すっと使えるわけですが、案件ごとにやらないとならんわけです。

面倒ですね。少額しか買わないとなるとなおさら面倒に感じます。

 

手順としては、まず、参加するICO案件をみつけて、購入するか決めます。

その案件のサイトにいくと、購入するなら入力しろ、みたいな表示がでていて、そこにメールアドレスとパスワードを

入力します。そうすると、受付されて、自分のメールアドレスに通知がきます。

このメールに購入方法のサイトのリンクが送られてきます。

このサイトに入るのに、会員登録のようなことをさせられますね。口座開設のような手続きです。

会員のページ、マイページができるような感じです。

ここにログインすると、購入単位(1トークン1いくらか)や購入するときに送金するアドレスが記載されています。

 

それで、この購入するアドレスに送金すれば、購入完了です。ここは簡単ですね。

送金額に応じたトークン分が自動で購入できます。

これ、仮想通貨のイーサリアムの機能であるスマートコントラクトという機能を使っているので、便利です。

これが、仮想通貨が使われる理由なんだな、と感心しましたね。

たいがいの案件でイーサリアムが使われています。

 

この機能を使うために、取引所から、このICOトークンの購入アドレスに送ってはダメです。

これ、自分のウォレット、MyEatherWalletから送ります。

というのは、このスマートコントラクトの機能を使うことによって、イーサリアムを送金したら、自動的に、

こちらにICOトークンが送られる仕組みになっているんです。これは、送金したアドレスに自動的に送られるのです。

したがって、取引所から送ると、取引所に届いてしまうわけです。取引所は、受け取れないので、受け取り不能になって

しまいますね。(取引所のウォレットは、スマートコントラクトに対応したウォレットじゃないようです。そもそも取引所は

取引所の通貨しか保持できませんので、取引所で扱ってないトークンは保持できないのです。)

 

ですので、イーサリアムの自分のウォレットから送れば、自動的に受け取りできて、何も心配ないのです。

トークン送られてくるかなといった心配は無用なのです。相手のアドレスがコントラクトアドレスというものになっているかは、

念のため確認する必要がありますね。コントラクトアドレスというのは、スマートコントラクトの処理をできるようにしたアドレスの

ことですね。ふつうのウォレットのアドレスとは異なります。

 

悪意のあるICOなら、コントラクトアドレスでなく、ウォレットアドレスになってて送って終わり、音沙汰なしに

なるかもしれません。アドレスの文字列が異なりますので、わかります。

(検索で調べれば、教えてくれるサイトがありますので参照ください。)

イーサリアムで購入できるトークンであれば、イーサリアムのウォレットで自動的に受け取ることができます。

 

これ、イーサリアムのスマートコントラクトのシステムがあれば、トークンが送られてこないといった詐欺は避けることができますね。

このトークンがごみデータにしかならない、というリスクはあるものの、トークンを手に入れられないというリスクはないのです。

イーサリアムという仮想通貨が、今後期待できるということを理解することができます。

 

だから、取引所から自分のウォレットに送金して、それから、ICOトークン購入のアドレス(コントラクトアドレス)に送金しなければ

なりません。ちょっとこの辺の手続きは面倒ですね。

 

とにかく、取引所で草コインを買うよりは、かなり面倒ですね。

なれれば、それほどでもないとは思いますが、初心者には、面倒で間違えそうです。

 

またまた面倒なのは、このトークンが取引所に上場されて、売りたいときですね。

この取引所が、どこの取引所になるかということです。すべての取引所なんてことはありえないわけです。

使ったことがある取引所ならいいのですが、使ったことがないところならば、また口座開設が必要です。

これ、海外の取引所の場合、口座開設がうまくできないと、売ることができませんね。ここにもリスクがあるんですよね。

 

こういったことがあるから、初心者が手がでにくい、ということで、一部の先駆者たちが、利益をものにしている部分もあるでしょう。

 

これ、株でもいいと思うんですが、企業と購入者がWIN-WINの関係になるという、株よりもいい面があるんですね。

企業は、株と違い審査がいらないで資金調達のハードルが低い。購入者は、証券会社から買う必要がなく、いつでも個人で買うことができる。

しかも、この株のようなトークンも仮想通貨のように個人で保持できるのです。

株券(電子データの株)なら証券会社じゃないと保管できないですね。この株券のようなトークンは、まさに仮想通貨ですから、

個人で保持して個人で売買できるのですから、革新的ではありますね。

 

しかし、もうちょっと制度が洗練されないと困りますね。こういったものを改善しようとして、日本の取引所のZaifを運営する

テックビューロ社が、COMSAというICOの手続きを規格化するようなトークン(ICOプラットフォームなるもの)を作りましたね。

おそらく、このCOMSAトークンをつかって、取引所で簡単に上場前のICOトークンを購入できるようにする、というものでしょう。

これが、実用化されてからじゃないと、本格的には、ICOに投資する気にはちょっとなれませんね。

ですので、ZaifでCOMSAトークンを買っておく方が、確実性は高いですね。日本の取引所のZaifなので、安心ですね。

COMSAトークンはいつでも購入できます。いまは、1トークン120円ぐらいですね。

(発売時は1トークン1ドルだったようなので、ほぼ定価。なので、買い時です。一時350円ぐらいまで上昇していますから。)

こちらは、投資として購入しておいていいですね。

 

<2018年2月28日追加記事↓>

調査していたら、TGEなる言葉がでてきました。Token Generating Eventの略で、ICOを調査、審査してトークンを発行するという

ICOのことらしいです。要は、調査機関が確認済みのICOのことを、TGEというらしいです。

このICOを調査する機関ができていて、CTIAという機関があるようです。

このCTIAという機関が審査したICOは信頼できそうだ、ということでこれまた、さかんにICOならぬTGEがはじまったようです。

これ、どうなっていくのか、わかりませんね。今度は、このCTIAというところが信頼できるのか、ということになります。

国際規格ISOのようなものができないとわからないわけですね。まだ発展途上ですが、どこかが抜けでてきて、デファクトスタンダードに

なっていくのでしょうね。まだ完全に信頼できるわけではないですが、WEB上にあふれたICO案件を選別することが不可能に近いので、

ありがたいシステムですね。いま、買うならこのTGE案件でしょうね。

CTIAのサイトをチェックしていくことですね。まだあまり案件がないようです。

http://www.ctia-ch.com/japanese/index.php  ←  CTIAのウェブサイト

 

 

まあ、とりあえずは、メジャーなICO案件でクチコミの多いものを少額で購入していきましょう。

ゼロ円になる覚悟は、草コインよりも多くもつ必要がありますね。

投機目的で宝くじと思って買いましょう。宝くじよりは当たる確率は高いとは思います。そういう意味ではありですね。

 

 

 

基礎知識をしっかり持ちたい方は、下記の書籍を一読することをおすすめします。さすが、書籍はわかりやすく説明するもんです。
基礎知識を学んで、実践知識はインターネットで学ぶとよいですよ。

 

10万円を2億円、という副題の本は、三崎優太という方の本です。

このかた、本日(2019年2月13日)脱税容疑で逮捕された人物です。

青汁の販売を行う会社を立ち上げた実業家で、年商130億円だそうです。

自身の年収は12億円。テレビにもよくでています。

宝くじ検証番組にもでていましたし、馬主になるところを撮影した番組なども放送されました。

悪い方ではないように思いますが、税金の額が多すぎて、脱税というところに頭がいってしまったんでしょうね。

まあ、月収が1億円あるのですから、罰金を支払ってすぐでてくるでしょう。

それはさておき、この本の内容は悪くはありません。勉強にはなります。

実は、わたしは購入しています。詳しく書いてありますよ。

商才のあるかただと思います。まあ、でも犯罪者ということになりますから、今後気をつけないとなりませんね。

青汁もこの件で売れなくなったら、また成功できるのか、わかりませんね。

青汁というのも、いろいろなメーカーがあって、そんなに儲かるの、という商売になっていますからね。